第２話の全貌

昨日公開した、『LOST　SKY　2nd』の詳しい部分をネタバレします。
クリアした方のみ、『つづきはこちら』からどうぞ。

ただし、今回はエンディングが２つありますので注意して下さい

エンディング１　＝　ＤＢＳ到着までにボスを倒す

エンディング２　＝　ＤＢＳ到着までボスの攻撃を避け続ける

どっちも鬱エンドですけどね（笑）

他にも何か質問があれば、この記事のコメントでお願いします

■事の真相
エンディング１を見た人であればわかると思いますが
このステージのボス………水那には
人を傷つけようなどという悪意はなかったのです。
ただ、悪魔として未熟だったために、何らかの拍子で人間界に迷い込んでしまった。
そこで出会ったのが、『彼』…つまり和樹だったわけです
和樹は、【スクールズサバイバル】の主人公、更に東中で中学時代を過ごしたため、悪魔は見慣れていました。
故に、急に見慣れぬ世界に来てしまってオロオロしている水那に声をかけることは、何の抵抗もなかったのです。
ただ、彼は悪魔に関して無知だったのがいけませんでした。
だからこそ、水那が心を許せるほどに、優しく接することが出来たのかもしれませんが、悪魔と人間には、傍にいてはならない『不変の理由』があったのです。

【悪魔は、人間の傍にいるだけで、その人間の生気を奪っていく】

これは、【東中無双ＲＥＭＡＫＥ】で、ミッチー救出戦の夜会話でも夜深が言ってました
悲しいことに、和樹はそれを知らなかったわけです、無論、未熟な水那も……

何故、それまでの間、ＤＢＳに探知されなかったのか。
それは、水那が未熟だったからに他なりません。
探知された時には、既に水那は和樹の生気を殆ど吸い取っており、水那の妖力は、中級悪魔に匹敵する程のものになっていたのです。


■道隆と黒無について
じゃあ何故、黒無と道隆はあんなにくっついてるのに道隆の方が衰弱しないのか、といいますと。
黒無は、過去に色々あって、自分の妖気を抑制する術を学んでいます。
その中には、人間から自然と奪っていく妖気を抑制する技術も含まれていたのでした。
それ以上に、道隆はすっっっっっっっっっっっごくタフな精神力の持ち主。
夜深との戦いでも、幻惑の霧をいとも簡単に突破してましたし。
この２人だからこそ、ああやっていつも傍にいれるといったほうが分かりやすいかな？


■水那の正体
討伐記をプレイしているごく僅かな方は、名前を見て「あーーーーっ！」と思ったと思います。
そう、ある条件次第で第７話で初登場するあの水那君です
えらく雰囲気変わったなぁ、と思う人もいるでしょうが、これは水那が『いつかは夜深様みたいになりたい』と言っていた事が影響しています。

使う魔法が火

着物が黒くなっている

髪を長くしている

ここらへんに、少しでも夜深に近づきたいという水那の意志が表れています。
彼女のしている首輪は、和樹から貰ったものです。
（無論、和樹は猫の姿の水那にプレゼントしたのですが、水那は人間形態でも肌身離さずしています。
『飼い主からの贈り物が首輪』
これも、夜深とダブらせているのは分かって頂けましたかね？



■『因果応報』
エンディング２で、黒無が口にする言葉ですが
これには、かつて自分が未熟な猫又だった際に、飼い主に想いを寄せていたのですが、それが悲劇に終わってしまった事を皮肉って出した言葉です。

『因果応報』とは「やられたらやりかえす」とか、「悪いことをすれば必ずそれが自分に返ってくる」とかいう意味合いに捉えられてしまいますが、実はそうではありません
本当は「物事の結果には必ず原因がある」という意味合いが正しいのです。

自分と、飼い主が出会ったことは「原因」、そして悲劇が「結果」。
今回の水那も、その「原因」と「結果」を踏んでしまったことに、悲しさを覚えてしまっているわけですね

その次の台詞の「人間も悪魔も、昔からやることは変わらない」というのも同様の意味です。
人間が水那にやっている仕打ちを言っているのではなく
水那という悪魔も、私という悪魔も、そして私達の飼い主たち（人間）も、
今（水那と和樹）も昔（自分と飼い主）も全然変わらないという意味だったんです。

最後に、和樹からのプレゼントである首輪が描写されたのは、そういうことです