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久々に、「おい、今までの鑑賞した時間をそっくりそのまま返しやがれ」

と思えるほどの駄作品に出会えましたので、紹介します
『この世に駄作など一切無い!』という私のポリシーをねじ曲げてしまったほどのこの作品。
ある意味、見る価値有りですよ(笑)

その名も【Q】
日本映画です。
↓アマゾンの紹介ページ
http://www.amazon.co.jp/Q-%E5%A1%A9%E5%B4%8E%E6%B2%99%E7%B9%94/dp/B000M53RY4

詳細については『つづきはこちら』にて
ん?ネタバレは大丈夫かって?
大丈夫大丈夫。ここで聞いててガッカリした、ってほどの奥深さはないからこれ(笑)


まず始まっていきなり、円形になって7人の男女がチェーンでイスに縛られて、お互いに向き合っています。
その中心にはメトロノーム、そしてどこからともなく聞こえるアナウンスが、こう告げるのです
「今から、私の質問に答えて貰います」

そこで挙げられたルールは2つ。

【20秒以内に答えなかったら死んでしまう】
【絶対に嘘をついてはならない】

モロに米国の傑作スリラー『SAW』を意識した始まり方。
案の定、この作品のパッケージは『SAW』に酷似していました。
だが、そんなことは問題ではない。
面白ければいい!

私もそう思って、このDVDを見始めたんです……なのに、なのに、


1.まず、音響編集がヒデぇ

7人が捕らえられているのは、少し広めの閉鎖空間。
故に、反響が凄いのは分かるんですが

いくらなんでも周辺ノイズ取らなさすぎ

質問をするアナウンスなんか、ただでさえ響く空間にスピーカー越しに話しやがるから
おそらく、言ってることの6割方聞き取れない人が殆どだと思いますw

他の7人の会話も酷い。
各マイクの録音をそのまま取っているのか、それとも、何度も撮りなおしてその度に繋げているのか。
どちらにせよ一人一人の発言ごとに、ノイズの音程が変わるので、耳障り極まりないです

まぁ、これはただの序の口。
気にしない人なら、頑張れば気にならないです

2.次にシナリオ進行がヒデぇ

作品の始まりは、確かに『SAW』をパロった……もとい、意識した始まり方なのですが
この作品の凄いところは各々の詳しい過去が出ないこと
序盤でなら、それは仕方がないのだとは思いますが
この作品は最後までその人間がどういう人間なのか、が全く分からないまま死んでいきます。
分かるのは、それぞれ過去に何か悪いことをしたという事だけ(しかも、結局最後までその悪事の内容さえ分からない奴もいる)
例えば、主人公らしきヒロインが携帯電話のアンテナで、チェーンの錠を外そうとするので「お!こいつさては泥棒だったな?」と思ったんですが。
最後までそいつの正体は分からずじまい

『まさか……あの事を言ってるの!?あれは仕方なかったのよ!ああしなきゃ……私が』

今まで何もお前の事分かってないんだから
一体何をしたかハッキリ言いやがれ!


って勢いw
でも次のシーンでは死ぬ。死人に口なしってかw


あのパロ元……もとい、意識しているであろう『SAW』でさえ、序盤に、その2人がどういう人間なのか、どういう経由で捕まったのか、が表現されていたのに………

あと、主人公には単純に絶望しました

だって、自分の中で犯人と決めつけた奴を、勝手に殺してしまうしさらには、

【主人公台詞集】
『こんなのおかしいよ……』
『こんなの変だよ…………』
『こんなのありえないよ…』

お前の言葉で物語が進んだシーンを見た覚えがないんだが
あ、進めるほどこの作品には奥深みがないかw



3.更にネタバレがヒデぇ!

っと、思わず「!」を付けてしまいましたが、そこまで愕然とし、落胆したと受け取って下さいw

『なぁ、「SAW」て映画………知ってるか?』

この作品、あろう事かパロ元である
『SAW』のネタバレを
作品中でしやがるんですよ!!!!


これには流石に呆れましたw
まさに、虎の威を借る狐が、調子に乗って虎に噛みつくような行為。

私はその時、これでいい加減な結末だったら承知しねぇぞ、と思いました。


ま、まぁ、ここまでなら、
よっぽど心の広い方なら許せるんだと思います。


4.極めつけは結末が酷すぎるwwww

もう言っちゃいましょう。
何の変哲もない理由が真実です。
どんでんがえしを考えるだけ無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

ただ、このシナリオライター『この結末は誰もが予想もしないどんでん返しだ!!!』と信じて疑わずに実行した、という感じがひしひしと伝わってきました。

私も、いちクリエイターもどきなので、その気持ちは分かります。
そういうツクール作品や自作ゲームが少ないわけではありません。

でも、そういう物だと思っていればいるほど、たいていは実は全く大したこと無いオチである事を、この機会に是非学んで欲しいと思いましたw










【結論】
俺の60分を返せ
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